この記事では、バスケットボールにおける5秒ルールについて解説します。
5秒ルールはオフェンス側に適用されるバイオレーション(反則)です。
バスケットボールはボールを受け取ってから初動までの制限時間が設定されています。
この制限時間が5秒ルールですが、当記事では以下の観点で解説します。
- バスケットボールの5秒ルールの内容
- 5秒ルールの目的
- 5秒ルールを踏まえたディフェンスの戦略
この記事はバスケットボール初心者にも分かるよう、簡単な用語を使いながら分かりやすく解説します。
5秒ルールはバスケットボールをプレーする上でも、観戦する上でも重要なルールですので、参考になれば幸いです。
バスケットボールの5秒ルールとは
5秒ルールとは、バスケットボールのバイオレーション(反則)の1種です。
選手はボールを受け取ってから、5秒以内に次の動作(ドリブル・パス・シュート)に入る必要があると規定されているのです。
- 5秒ルールの概要
- 5秒ルールが適用されないケース
- 5秒ルールの目的
バスケットボールにおいては時間制限のルールがいくつも存在しますが、ルールを理解してさらにバスケットボールを楽しんでくださいね。
5秒ルールの概要
5秒ルールの内容は以下のとおりです。
- オフェンスの選手は5秒以内に何らかのアクションを起こさなけらばならない
- 5秒以内に次のアクションを起こさない場合、バイオレーション(反則)となる
- 適用されると、相手ボールとなり最寄りのラインからスローインとなる
何らかのアクションとは状況により異なりますが、以下のように整理できます。
状況 | 5秒以内に求められるアクション |
コート内のプレー | ドリブル、パス、シュート |
スローイン | スローイン |
フリースロー | フリースロー |
いくら動いていても、その場でピボットでステップを踏んでいるだけではNGなのです。
5秒ルールが適用されないケース
5秒ルールには例外も存在します。
相手ディフェンスが近づいてこない場合は、5秒ルールは適用されないのです。
以下はバスケットボール競技規則27条の引用です。
27-1 定義
コート上でライブのボールを持っているプレーヤーが、相手チームのプレーヤーに1m 以内の距離で、正当な位置で積極的にガードされているとき、近接してガードされていることになる。
27-2 ルール
近接してガードされているプレーヤーは、5秒以内にパス、ショットあるいはドリブルをしなければならない。
バスケットボール競技規則より引用
つまり、近接してガードされていないプレーヤーは5秒以内にアクションを起こす必要はないのです。
5秒ルールの目的
5秒ルールはバスケットボールのスピード感を維持する目的があると考えられています。
バスケットボールの醍醐味は目まぐるしくボールが動き回るダイナミックさとスピード感です。
このようなスポーツの中で、ただ何もしないでボールを保持する時間稼ぎが行われるとどう思いますか?
5秒ルールはバスケットボールのスピード感を維持し、選手・観客を楽しませるためにも一役買っているのです。
【バスケの基本】5秒ルールを踏まえたディフェンス
5秒ルールを利用したディフェンスの戦術「ダブルチーム」についてご紹介します。
ダブルチームとは、ディフェンス2人がかりで相手オフェンス1人を止めにかかる戦術です。
オフェンスに突出して協力なプレーヤーが存在する場合に使われる戦術ですが、実はそれだけではありません。
ボールを持っている相手選手を2人がかりで囲い込むことで、次のプレーに移らせず、そのまま5秒ルールのバイオレーションを狙うというわけです。
ダブルチームは相手選手1人をフリーにしてしまう諸刃の剣な作戦ですが、こういったルールを理解すると、さらにバスケットボールが楽しくなりますよ。
バスケットボール5秒ルール まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめます。
- オフェンスの選手は5秒以内に何らかのアクションを起こさなけらばならない
※相手が接近してこない場合を除く - バスケにスピード感を生み出すための重要なルール
その他の〇秒ルールバイオレーションについて知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
3秒ルール、8秒ルール、24秒ルール(14秒ルール)について解説しています。
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