この記事では、バスケットボールにおける8秒ルールについて解説します。
8秒ルールはオフェンス側に適用されるバイオレーション(反則)です。
バスケットボールではボールを保持するチームは8秒以内にボールをフロントコートに運ぶ必要があります。
当記事では以下の観点で解説します。
- バスケットボールの8秒ルールの内容
- 「フロントコート」「8秒カウント」の考え方
- 8秒ルールの目的
- 8秒ルールを踏まえたバスケの見どころ
バスケットボール初心者にも分かるよう、簡単な用語を使いながら分かりやすく解説します。
バスケットボールの8秒ルールとは
8秒ルールとは、バスケットボールのバイオレーション(反則)の1種です。
ボールを保持するチームは8秒以内にボールをフロントコートに運ぶ必要があります。
- フロントコートの考え方
- 8秒のカウント方法
- 8秒ルールの目的
バスケットボールにはいくつも時間に関するルールが存在しますが、この8秒ルールは少々難しいかもしれません。
フロントコートとカウント方法をしっかり理解して、ルールをマスターしてくださいね。
8秒以内にボールをフロントコートへ
8秒ルールの基本は、「8秒以内にボールをフロントコートに運ぶこと」です。
このフロントコートとは、以下の図の赤いエリアを指します。(反対のエリアをバックコートと呼びます)
では、フロントコートに運ぶとは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか。
- 誰もコントロールしていないボールがフロントコートに触れる
- 両足がフロントコート内のオフェンス選手にボールが触れる
- フロントコート内のディフェンス選手にボールが触れる
- ボールがフロントコート内の審判に触れる
- ドリブラーの両足とボールが全てフロントコートに触れる
基本的にはイメージどおりだと思いますが、オフェンス選手は両足をフロントコートに着地しておく必要がある点は注意が必要です。
8秒のカウント方法
それでは、8秒はどのようにカウントされるのでしょうか。
カウントの開始・終了のタイミングは以下のとおりです。
カウント開始 | ・通常時:リバウンドやインターセプトでボールを保持した時点 ・スローイン:スローインされたボールを保持した時点 ※スローインはディフェンスが触れてもカウント開始 |
---|---|
カウント終了 | ボールをフロントコートに運んだ時点 ※パス途中など、ボールが空中の場合はカウントは停止しない |
カウント中断 | アウトオブバウンズ(ボールがコートから出た場合) |
まず、スローインの場合はディフェンスがボールに触れてもカウントが始まる点は要注意です。
スローインをディフェンスがカットし、ボールが転がった場合はその転がった時間も8秒に含まれるのです。
また、アウトオブバウンズの場合は一旦8秒のカウントは止まりますが、リセットされるわけではありません。
複雑なケースの具体例
AチームのスローインをディフェンスBチームがカットし、3秒ボールが転がった。転がったボールはアウトオブバウンズになった。
⇒この場合Aチームのスローインで再開されるが、Aチームは残り5秒でフロントコートにボールを運ぶ必要がある。
8秒ルールの目的
8秒ルールはバスケットボールのスピード感を維持するために重要なルールです。
8秒ルールが存在しなかった場合、試合終盤のリードしているチームは自陣でゆっくりと時間稼ぎが可能となってしまいます。
バスケットボールがスピーディーでエキサイティングなスポーツであるために、8秒ルールは重要な役割を担っているのです。
8秒ルールを踏まえたバスケの見どころ
8秒以内にボールをフロントコートに運ぶ攻防にもぜひ注目してみてください。
バックコート内の選手に対して、積極的にディフェンスを仕掛けるケースがあります。
これはボールを奪う目的ももちろんありますが、8秒ルールのバイオレーションを狙っているケースもあるのです。
バスケットボールにおいて、ボールを奪う方法はインターセプトやリバウンドだけではないのです。
こうしたバイオレーションを誘う駆け引きにも、ぜひ注目してみてください。
バスケットボール8秒ルール まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめます。
- 8秒ルールの基本は、「8秒以内にボールをフロントコートに運ぶこと」
- 8秒のカウントが開始するタイミング、中断するタイミングには注意
- バスケにスピード感を生み出すための重要なルール
⇒8秒ルールのバイオレーションを誘う攻防にも注目!
バスケットボールには、その他にも秒数制限のバイオレーションは存在します。
「〇秒ルール」について以下の記事でまとめていますので、3秒ルール、5秒ルール、24秒ルール(14秒ルール)について知りたい方は合わせてご覧ください。
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